裁判員制度メモ
新聞記事引用のみ
2月22日7時51分配信 産経新聞
来年の裁判員制度導入に向け、水戸地裁で19日から行われていた模擬裁判の全日程が21日、終了した。殺人罪に問われた統合失調症の男に「責任能力は認められない」として、無罪(求刑懲役10年)が言い渡された。同地裁で選任から評議、判決まで通して行ったのは初めて。連日法曹関係者が傍聴に訪れ、“新しい裁判”を体感した。
公判は、統合失調症の男がレンタカー店の男性従業員を刃物で殺害、殺人罪に問われた事件を想定。争点は男に責任能力があったかどうかに絞られた。
検察側は「妄想に支配されてはいない。犯行後に凶器を隠すなど合理性があり、責任能力はあった」として懲役10年を求刑。弁護側は「けんかを売られたという妄想による犯行。統合失調症による攻撃的人格で感情を制御できなかった」と、無罪を訴えた。
双方、パワーポイントや大型フリップを使うなど視覚的に主張を説明。難しい法律、医学用語を図で説明するなどしたほか、約1時間ごとに休憩を設ける配慮も。裁判員らも真剣に質問、被告人の回答に頭を抱え込む場面も見られた。
評議では、証拠に基づき事実関係を確認。男の責任能力について議論が紛糾した。最初は「証拠隠滅を図っている。行動制御はできた」、「被害者を思うと罰を受けるべきだ」など、裁判員5人が責任能力を認めていた。
その後、「妄想なしにはありえない犯行」「被害者に感情を爆発させて病気で行動の制御ができなかったのでは」などと話し合い。最終的に裁判官3人を含む6人が「男は責任能力はなかった」と判断した。
責任能力を認めなかった男性団体職員(25)は「最初は被告人を罪に問いたい気持ちがあり、どうしても責任能力を認めようとしていた。感情論ではなく、法律にのっとって裁かなければ不要な人を罰してしまうと感じた」と話していた。
一方、主任弁護人を務めた栗山学弁護士は「専門家にはない素直な裁判員の指摘に衝撃を受けた」と感想を述べた。
同地裁によると、裁判員裁判対象事件は年間約100件、240人に一人が裁判員候補者として裁判所に呼び出される。今後も模擬裁判を行い、制度導入準備を進める。


by 女医^^;遊佐奈子
Diablo III 05/15/2012 いよい…